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南ブログ「KANSEI 」

先日、久しぶりに米国時代のお友達とお話しできました。 彼は(以下Jという)ユタ州の高校の日本語の授業で同じクラスにおり、ユニークでいつも人の目を惹くような雰囲気を持っている人でした。以前、南ブログに書いた「ジェネラティビティ」と言う言葉を教えてくれたのもJです。 今回もいいお話が聞けました。 Jは現在、ものつくりの世界におり多くの子供達や若い子の芸術的能力を育てています。今回のお話で特に印象的だったことは「KANSEI」。英語では「感性」も「感受性」もSensitivity。ただJはいうのです。日本にいた時に感受性と感性は違うと感じた。だから僕や僕の周りは「感性」と言う言葉はそのまま「KANSEI 」と言っている。日本の人の感覚が素晴らしいよ。この訳しようのない言葉がおもしろい!と笑うJ。 え?そうなの?と早速調べてみると。。  「感性はKanseiとして海外にも概念が輸出され,日本特有のものとされることもある」(ことばんくより抜粋) ほんとだー 初めて知った! 今回は芸事は文化事というテーマの中で「KANSEI 」について語ってくれました。 何かを真似することはとても得意な子供はたくさんいるけどね、そこから個性が感じられない。だから作品に魅了を感じられないんだ。人の作品やお手本を真似するのではなくてもっと自分の感じるものや気持ちを出しなさい、あなたのいいところを作品に込めなさい、とアドバイスしてもそれがどのようなことかわからない。技術はピカイチでも作品から個性やその人の持つKANSEI が出て来なければ感動は起こらない、と。Jは熱く語ります。 これは自分と他人の区別がつき始める2〜3歳頃から親が子供の個性を伸ばす必要があるのにそれを怠り、感受性を豊かにする機会を与えないために起こっているとはっきりと言ってました。 芸術は文化。テクニックだけ育てても人の心に響くまではいかない。ユキコならわかるでしょ?と時折ジョークを交えながら笑うJ。 (この熱いところ変わってないなぁ。。)と思いながらもとても納得するお話を聞けました。 確かにフラも同じです。 どんなに技術をつけてメレをリサーチして上手に踊っても、なかなか感動を呼ばないことは多々あります。きっと先生の踊りを真似したり、YouTubeや動画でハワイの素敵なダンサーをみて表情を真似したり踊り方を真似したりして踊りの見せ方は素晴らしいんです。でも、響かない。それは、そのダンサーの心やいい部分がフラに現れてこないからなんです。 逆を言えば多少技術力が劣ったとしても、ダンサーの美しい心と感性がどっとフラに現れると見てる人が涙を流す時もあるのです。 米国で音楽を学んできた夫は音楽や歌も同じだといいます。 それを私からJに伝えると、 「芸事の指導者は技術をつけてあげる事はもちろんだけど、芸と向き合う人の感受性を豊かにし、感性を磨く方法を教える必要があるね。そして学ぶ方も果たしてその力をつけてくれる指導者のいる環境に今自分はいるかどうかを見極めてほしいな」と彼は最後締めくくりました。 感性を育てるにはどうするか? 感性を磨くには感受性を豊かにする必要がある。 綺麗な月をみて涙が出る→感受性 その月の美しさとその気持ちを表現する→感性 私は感性とは…深く感じ取り心に留め、それを形にする力だと思っています。 昨日のテレビで感動することができない子供が増えているという話をしてました。そして今の子はコミュニケーションを取ることも不得意な子も多いとか。返事ができなかったり、感情を素直に出せなかったり、もっと言えばあまり感情がなかったり。原因はいくつかあるみたいですが、昔と今は社会情勢も違うし、昔みたいに公衆電話しかないような世の中ではないし、日が暮れるまで外でたっぷり遊べるような状況でもないから仕方ないところもあるのでしょう。そして、子供だけではなく大人においても同じです。大人になると仕事や子育てに追われ、昔はこだわっていたことや興味があったこともどうでもよくなり、毎日スケジュールを淡々とこなすだけで疲れもあり、感受性が弱まっていくことが少なくないような気がします。 私は個人的に、みんなもっと文化を学べばいいのになぁと思うのです。 勉強や部活も仕事もちろん大切で学びが沢山あると思います。でも、心を美しく磨き、感じる力を育てる文化事がひとりで生きていけない人間には必要だと思うのです。思いやりの心を育てるだけでなく、家族のありがたみや自然への感謝を知るなど、良い経験がたくさんできます。感動する心が育ちその上で謙虚心や尊敬することまでを自然に覚えます。心が強く豊かになるから、夢や目標もどんどん生まれます。 ケアラニは日頃からダンサーの心の成長にとても力を入れていますが、私も指導陣にこの話を再度シェアし、常に「KANSEI」を育てることを意識して生徒さんに素敵なフラを伝え続けて行きたいと思います。 またたくさんの経験をすることで感性が磨かれる機会が増えますので、ステージ経験はもちろんのことボランティア活動など地域貢献にも力を入れてみんなで素晴らしい時間をすごしていきたいです。 来年初夏頃。ハーラウ オ ケアラニではコンサートを行います。コロナ禍での私たちの活動では多くの学びと成長がありました。それを皆様に見ていただきたいです。詳細は決まり次第お知らせ致します。ぜひお越しください。








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